シティで危うく9000億円の送金ミス、ドルの額に口座番号記載で

当ページのリンクには広告が含まれています。




この記事を要約!
  1. シティグループの送金ミス
    シティグループのウェルスマネジメント部門で、スタッフが送金額欄に口座番号を誤って入力し、約60億ドル(約9000億円)を顧客口座にほぼ送金しかけた。同月には別の部門で81兆ドルの誤送金事故も発生。
  2. 発見と対応
    ミスは翌営業日に発見され、規制当局に報告された。ウェルス部門責任者のアンドルー・ジーグ氏は不満を表明し、シティは異常な送金をチェックする全社的なツールを導入。ミスは速やかに修正され、影響はなかったと説明。
  3. リスク管理の課題
    これらの事件は、過去にシステム不備で規制当局から処分を受けたシティが、リスク管理の改善に依然として苦労していることを示唆。手作業を減らし管理を自動化する取り組みを強化中。

米銀シティグループでは、送金処理を担当するスタッフが、ドルの額を記載する欄に口座番号を誤ってコピー・アンド・ペーストし、約60億ドル(約9000億円)を顧客口座に危うく送金するところだった。 事情に詳しい複数の関係者によれば、シティのウェルスマネジメント(富裕層向け資産運用)部門で昨年4月に起きたニアミスでは、対象額が千倍余り増え、翌営業日に発見された。

別の顧客に81兆ドルを誤って振り込む事故も他の部門で同月発生した。 非公開情報を理由に関係者が匿名で語ったところでは、ウェルス部門のミスは規制・監督当局に報告され、シティのオフィス内でも同部門の責任者アンドルー・ジーグ氏がはっきりと不満を表明した。

一連の出来事は、システムの不備を理由に規制・監督当局から処分や制限を受けた後も、シティがリスク管理の改善に引き続き苦労する様子をうかがわせる。 一部の関係者によると、シティはその後、多額の異常な支払いや送金の入念なチェックに役立つ全社的なツールを導入した。同行は「今回の入力ミスは速やかに特定・修正され、銀行と顧客への影響はなかった。手作業を排除し、管理を自動化する継続的取り組みに沿う形で、予防措置が強化された」と説明した

参考・引用・https://news.yahoo.co.jp/articles/ae78a0cc9b8ba10cb7f172af501b7c5611ab547b




よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

匿名でコメント

コメントする

目次